
モーターライズの名残があり、驚くほど部品数の少ないキットだが、外観のディテールは秀逸。一手間かけて、よりスケール感のある仕上がりを求めてみる。
1/24 アオシマ RT141 コロナHT GT ’82

’80sの車は好きだが、正直なところ、このコロナにはほぼ興味が無くて、ロックオンしていたのは添付の「トヨタ純正アルミ」
同じ意匠のホイールは3D出力の出品でも見かけるが、200円ほど足せばキットが買えるのでアオシマのセリカXXかコロナから調達しようと考えていた。気が向いたら作ればいいかと購入
ホイールを取ったら、積みで放置のつもりが、なぜか気が向いてしまった
QC NO.1 ホイールベースを詰める

各部を計測したり、ネットで写真やカタログ情報を集めて自分なりに検証したところ、車体を6mmほど切り詰めるとバランスが良さげ。
板シャーシが共通のセリカXXがスケール通りだとすると、XXのホイールベースは実車で2,615mm、コロナ/セリカは2,500mmなので縮尺で4.79mm長いことになる。
キットのコロナのF・Rオーバーハングはほぼ縮尺通り、セリカXXはAピラーからフェンダーの間を延長して6気筒が入るようにしてあるが、見比べるとコロナはドアを長くとってバランスをとってあるように見えた。
車体はできるだけ継ぎ目が目立ちにくい天井部のサンルーフ部とドアの前端を切断、シャーシはフロントシート付近で強度を考えV字にカットして詰めることにする。
QC NO.2 ボディカット

接着はタミヤセメントを使用し、0.5tのプラシート帯で接着面を確保
同じ寸法で切ったはずが天井へ1mmほど隙間ができてしまった。ドアを切り詰めるか考えたが、天井を切り過ぎだったようで、切った天井破片を薄くスライスして挟みなおした。。。
別の車種でやや大掛かりなボディのニコイチを考えており、継ぎ目の処理の習作として手を付けたのでこの継ぎ接ぎを消すのも練習であると自分に思い込ませる。。。
天井はまっすぐ引けるカッターノコ、ドア部の切り離しはPカッターで彫り込み精密のこぎりで切り離した。ただ、天井を切断するときにカッターのこの刃の厚みを考えずに採寸したので隙間が出てしまったようだ。
QC NO. 3 継ぎ目の処理

継ぎ目をいかに綺麗に処理するか・・
タミヤの白パテを盛って3日ほど乾燥を待ち、神ヤスの#400で研ぎ出し、液パテでスやヒケを盛り直して、削ったが、2、3日すると継ぎ目や埋めた痕跡がゾンビのように現れる。以前も経験しているが、どんなにツルツルに仕上げてもサフェーサーや本塗装のシンナーの影響を受けてパテが負けるのか継ぎ目がわかるような結果に陥ってしまうのだ。皆、どうやって処理しているのだろう?パテの乾燥時間が短い?
QC NO.4 継ぎ目の処理2

タミヤ瞬間接着剤(イージーサンディング)を使ってみる。

瞬間接着剤の硬化を十分に待って平やすりと神ヤスで継ぎ目を均した。
QC. NO.5 シャーシの切り継ぎ

無難そうな場所で強度を考えてV字にカット
接着は、タミヤセメントを両断面に付けて樹脂が溶けてむにゅっとはみ出す感じで押し付けると良いらしい。締め切りのある制作ではないのでゆっくり硬化を待った。

しっかりと接着できた
電池ボックスといい、FA-130モーターのブラケットといい、モーターライズの名残はあるものの、上げ底室内にならないように収めてあるのがすごい。
フロアトンネルとその脇を金具が通り、助手席下あたりにスライド接点のスイッチがあったのだろうか?
QC NO.6 リヤのホイールハウス改修
モーターライズの名残で歯車分の幅が広い左側のホイールハウスの部分をプラバンで継ぎ足し、ホイールハウスの前部分を切り離し、幅を詰めて再利用、接着した。
もともとがモーターライズの設計なので仕方ないが、アームの別部品があるものの、セミトレの4輪独立懸架の足回りには見えないなぁ。


QC NO.7 リヤシートの改修

定員5名だけど、ぱっと見、大人3人は絶対無理、どう見ても座れないよね?。
モーターライズの名残でホイールハウス(特に左側)がリアシートに影響している。見えにくいしそのまま作ればいいじゃん?と言われそうだが、部品点数の少ないキットだけにせっかくなのでちょっと手を入れてみる。

リヤシート、左右のホイールハウス部を切り取りプラバンの破片で裏打ち、接するシャーシのホイールハウスと仮合わせしてエポキシパテで造形しなおした。
あとから気づいたが、シートのホイールハウス部を切り取ってシャーシのホイールハウスを活かすという手もあった。



