フジミ ニッサンマーチK11 NISMO【6】塗装

ニスモの雑誌広告の切り抜き

この写真を元にオーバーフェンダーをスクラッチしてワイドバージョンを作る。

スペックではフロント＋30mm、リヤ＋40mm（いずれも片側）のトレッド拡大で、キットはスペーサーなどの誤魔化しではなく、アームやホーシングを延長するガチのワイドトレッドキットである。

再現は実車スペックの縮尺にはこだわらず、雰囲気重視で片側2～3.5mm程度拡大予定

手持ちの缶の黒色サフェーサーがあと少し残っていたので「透け」防止を考えて吹いてみた。

この上から白サフェーサー→黄色の本塗装でこの「黒」が隠蔽できるかは未経験なので賭けである。

黒サフには2つの狙いがあり、

１．ボディの透け防止
２．ウインドウモールの黒を兼ねる

付け忘れのナンバー灯のお団子？とサイドモールを接着。

旧品はモール取り付けに、目印のケガキがあったのだが、新金型では廃されている。手持ちの旧品を参考にサイドシル端から12mm幅のマスキングテープをガイドに接着した。

Mr.フィニッシングサフェーサー1500ホワイトを1：1で希釈して吹き付ける。
何層吹き付けても黒が透けているような気がしてならないが、できるだけ斑の無いよう心掛ける。

すでに黄色の縁塗りを始めた写真、少しだけ残っていたクレオスC1ホワイト（基本色）をホイールと車体に中塗りとして軽く（残りが1コート分だった）吹き付けた。黒サフの透けを少しでも抑え、隠ぺい力が一番弱いといわれる黄色のための保険。

当初はZ32のイエローパール（#EH7）を考えていたが、ZR32のイカヅチイエロー（#JXS）は歴代のZに使われたイエローにヘリテージ性を見いだしたとのことである

ニッサンのHPより画像を拝借

タミヤの1/24 NISSAN フェアレディZ (RZ34)の説明書では、LP-8ピュアーイエローとLP-43パールホワイトを1:1で混色するらしい。手持ちのクレオスで検討することに。

手元にあったのは

GX110 GXクリアシルバー
C4 イエロー（基本色）
GX1 クールホワイト
NO.3 色の源 イエロー（新規購入）

タミヤの調合を参考にGX110 GXクリアシルバー＋
C4 イエロー（基本色）か、クールホワイトに色の源の黄色を足して作るか、2方向で黒サフ→白サフを塗ったプラバンに吹き付けて調色のテストをする。

いろいろ混ぜて、決めた調合は、GX110 GXクリアシルバー：C4 イエロー（基本色）：GX1 クールホワイト＝2：2：1くらい。

少し、赤が入った方が良かったのか？まあ、テストチップの色が気に入ったのでこのまま進む。

ホワイトバランスの影響で黄色が強く見えるが、現物はもっと白っぽい

調合した黄色をもっとギラギラさせたくなり、調合に使用したクレオスのGX110 GXクリアシルバーを単独でコートした。

少し黄味が柔らかくなり、ほぼ狙い通りの黄色とメタリック感になった。この後、ペーパーで軽く表面を整え、デカールを貼り、GX100スーパークリアーⅢで仕上げていく。

C1ホワイト（基本色）を吹いたホイールにもついでにクリアシルバーを吹き付けた。

NISMOのカタログでは、紺色のピンストライプは二本の太さの違うラインで構成されているが、マスキングの限界というか自分の技量では難しいと判断して一本にする。

塗色はC65インディブルー：C2黒（基本色）3:1くらい。

完成が見えてきたが、ライト回りなど細かい仕上げが残っているのでもうひと踏ん張り。